Youtubeなどでは「Greek Freak」ならぬ「Japanese Freak」と呼ばれるなど、ヤニス・アデトクンボと比較されることも少なくない八村塁。
彼がルーキーシーズンの開幕前から楽しみにしていると語っていた、ヤニスとの初対戦の試合内容や両者のスタッツをまとめました。
2020年2月24日(現地時間)初対戦が実現!
現地時間の2020年2月24日、ワシントン・ウィザーズがホームにミルウォーキー・バックスを迎えての一戦で八村とヤニスの初対決が実現しました。
試合はオーバータイムの激戦の末、「137対134」でバックスが勝利。ブラッドリー・ビールのキャリア・ハイとなる55得点の活躍も及ばずウィザーズは大金星を逃しました。
八村は12得点4リバウンド2アシスト1スティールを記録。スタッツには表れないディフェンス面での活躍が目立ちました。ベルタンスが欠場していたこともあり、プレイングタイムはキャリア最高となる46分間。試合終了間際、あわやブザービーターかという場面で、ゴール下のシュートをロビン・ロペスにブロックされるなど、惜しい場面も。オーバータイムにはフリーの3ポイントきっちり沈め、これまで課題とされていた試合終盤でも存在感を示し、着実な成長を感じさせてくれました。
対するヤニスは、22得点14リバウンド2アシスト1ブロック。並の選手なら素晴らしい活躍ですが、ヤニスとしては得点が物足りないですね。実際、オフェンスでは試合序盤から中盤にかけてかなり苦しんでいた様子。勝負どころで得点するシーンはあったもののチャージングを取られて試合時間残り1分35秒でファウルアウトするなど、彼個人としては不完全燃焼に終わったと言って良いでしょう。
八村とヤニスのマッチアップはどうだった?
試合開始からさっそく、八村とヤニスのマッチアップが見られました。八村は第1Q、得点こそなかったもののディフェンスで健闘。
ヤニスのドライブにフィジカルで当たり負けせずに1on1でしっかりと抑えきるなど、集中したディフェンスを随所で披露しました。
オフェンスでヤニスと直接対決する場面は少なかったですが、ポストからのアタックでファウルをもらうなど、やはり体の強さではヤニスに引けを取らないことを証明したように思います。
試合終盤ではヤニスのゴール下のアタックにヘルプに行きブロックらしきもの(スタッツには記録されていない模様)も決めています。
一方、第4Qにクリス・ミドルトンとマッチアップする場面では翻弄される場面もあるなど、やりづらそうに見えましたね。まあこの試合はミドルトン(40得点)が好調だったこともありますが。
ザイオンとの初対戦では格の違いを見せつけたヤニスでしたが、これから八村の前にも高い壁となって立ちはだかるはず。
今後の対戦も楽しみです。