ルカ・ドンチッチの経歴 / スタッツ / ハイライト動画まとめ

ルカ・ドンチッチ

弱冠19歳でユーロリーグの史上最年少MVPに輝き、NBAでは1年目にルーキーオブザイヤー、2年目にしてオールスターのスターターに選ばれるなど、世代を代表するスーパースターへの道を突き進むルカ・ドンチッチ(Luka Dončić)。数々の最年少記録を塗り替えるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いです。

スロベニアの天才、ルカ・ドンチッチの経歴やスタッツ、ハイライト動画、さらにはニックネームやバッシュの情報までまとめました。

ルカ・ドンチッチの生年月日・出身地・背番号・身長など

ルカ・ドンチッチの基本情報は下記の通りです。

ルカ・ドンチッチ(Luka Dončić)
  • 生年月日:1999年2月28日
  • 出身地:スロベニア
  • 所属:ダラス・マーベリックス
  • 前所属:レアル・マドリード
  • 背番号:77
  • 身長: 201cm(6ft 7in)
  • 体重:99kg(218 lb)
  • ポジション:ガード/スモールフォワード
  • NBAドラフト:2018年全体3位
ドンチッチのSNSアカウント

ルカ・ドンチッチの経歴

ルカ・ドンチッチの幼少期からNBAまでの経歴をまとめました。

幼少期|バスケットボールとの出会い

リュブリャナ 川

1999年2月28日、スロベニアの首都リュブリャナで誕生。ルカの名付け親はスロベニア出身の元NBAプレイヤー、ラドスラフ・ネステロヴィッチです。セルビア系の父サシャは元プロバスケットボール選手でスロベニア出身のNBA選手ゴラン・ドラギッチとチームメイトだった時期も。母はダンサー、ハードル選手、モデルなどで活動し、リュブリャナで美容室を経営していました。両親は2008年に離婚し、親権は母親に与えられます。

▼バスケットボールを手に持ち笑顔を見せるbayby Luka

父親が元プロバスケットボール選手ということもあり、 ルカは生後7ヶ月でボールに触れ、1歳の頃にはおもちゃのゴールで遊んでいました。7歳の頃、リュブリャナの小学校でバスケットボールを始めます。

ユニオン・オリンピアU11時代

ルカは8歳の頃、1946年創設のリュブリャナのバスケットボールクラブ「ユニオン・オリンピア(Union Olimpija)」に招待されました。最初の練習の16分間で彼が同世代のレベルにないことを悟ったコーチ陣はすぐさまU11チームに引き上げたという逸話が残っています。以降、3、4歳年上の選手たちとともにプレイすることに。

Source:There has never been an NBA draft prospect like Slovenia’s Luka Doncic

U14時代

2011年9月(当時12歳)、ハンガリーのブダペストで行われた大会で準優勝ながらMVPを獲得。2012年2月にはスペインのU14の大会に参加するため一時的にレアル・マドリード・バロンセストにレンタル移籍。1試合平均13点、4リバウンド、2.8アシスト、3.3スティールを記録し、チーム最年少ながら大会MVPを獲得しました(レアルは大会2位)。

同年4月、ローマで行われた大会ではユニオン・オリンピアの一員としてプレイし、準決勝で29得点、15リバウンド、決勝戦では54得点を挙げる活躍を見せチームを優勝へ導くとともに大会MVPを獲得。ローマでの大会の1試合平均得点は34.5点を記録。当時の身長は5フィート11インチ(約180cm)でガードとしてプレイしました。

Source:Doncic, now in Rome (54) – 04/11/2012

レアル・マドリード ユース時代

マドリード 街 夕暮れ

2012年9月、ドンチッチは13歳でレアル・マドリードと5年契約を結び、U-16のチームに加入。マドリードに居を移したドンチッチは将来有望なサッカーとバスケットの若手選手たちと生活を共にし、スペイン語も勉強しました。

2013年2月、スペインの大会で1試合平均24.5得点、13リバウンド、4アシスト、6スティールを記録し、MVPを獲得。マドリードは決勝でバルセロナを破り優勝。

▼大会MVPを獲得した若き日のルカ

2014–15シーズンはU18チームとリザーブチームでプレイ。リザーブチームでは1試合平均13.5得点、5.9リバウンド、3.1アシストを記録し、チームのタイトル獲得に貢献。

2015年2月にはユーロリーグ主催のU18の大会で周囲より2歳下の年齢ながらオール・トーナメント・チームに選出され、同年5月の大会でも優勝とMVPに輝きました。

16歳でトップチームデビュー

トップチームに昇格したドンチッチは2015年4月30日、スペインリーグ史上3番目に若い16歳2ヶ月2日でプロデビュー(最年少記録はリッキー・ルビオの14歳11ヶ月24日)。

同年10月8日にはボストン・セルティックスとのプレシーズンマッチに出場し、4リバウンド、1アシスト、1ブロックを記録。

10月16日にはユーロリーグにデビューし2得点。17歳になる前にリーグデビューした21人目の選手となりました。

11月29日にはシーズンハイの15得点を記録。16歳以下の選手による得点記録を塗り替えます。

2016-2017シーズン|飛躍の年

2016-2017シーズンはドンチッチにとって飛躍の年となりました。

2016年12月4日の試合では23得点、11アシスト(共にシーズンハイ)を記録し、リーガACB(スペインリーグ)の週間MVPを獲得。

12月22日のユーロリーグの試合では16得点、6リバウンド、5アシスト、3スティールを記録しユーロリーグのラウンドMVP(週間MVPのようなもの)を史上最年少で受賞。

このシーズン、ドンチッチはリーガACBのベスト・ヤング・プレイヤー賞を受賞。ユーロリーグのライジング・スターに選出されました。

2017-2018シーズン|ユーロリーグ史上最年少MVP

2017-2018シーズン、チーム内でのドンチッチの役割は大きさを増します。主力選手の怪我もあり昨シーズンより長くプレイングタイムを与えられたドンチッチはユーロリーグの10月の月間MVPを史上最年少で受賞。12月にはリーガACBの月間MVPをこちらも史上最年少で受賞しました。

レアル・マドリードはリーガACB、ユーロリーグで共に優勝。ドンチッチはユーロリーグで史上最年少MVPを獲得し、リーガACBのMVPにも選手されました。

▼ドンチッチのユーロリーグ時代のTOP5プレイ

▼2010-20年におけるユーロリーグのベストチーム(EuroLeague All-Decade team)にも選出されました
ルカ・ドンチッチ ユーロリーグ優勝 ルカ・ドンチッチが2010〜20年のユーロリーグベストチームに選出!

NBAドラフト2018|全体3位指名

ヨーロッパでタイトルを総なめにしたドンチッチは、2018年6月21日に開催されたNBAドラフト2018でアトランタ・ホークスから全体3位指名を受けます。直後にダラス・マーベリックスが5位指名したトレイ・ヤングとトレード。ヨーロッパ出身選手として初めてNBAのシーズンMVPを受賞したレジェンド、ダーク・ノビツキーとチームメイトとなりました。

同年6月29日、レアル・マドリードへの感謝の言葉をTwitter上に投稿し別れを告げます。

2018-2019シーズン(ルーキーイヤー)

ドンチッチは、1年目から目覚ましい活躍を見せ、21.2得点、7.8リバウンド、6.0アシストを記録。ルーキーオブザイヤーを獲得しました。

ルーキーにもかかわらずクラッチタイムにおける勝負強さが際立っており、2018年12月8日の対ロケッツ戦では、試合終盤立て続けに一人で11点を連取し、ハーデン、クリス・ポール両選手が揃って出場していた相手に逆転勝ちしました。

マーベリックスはシーズン終盤に失速しウェスト14位でフィニッシュ。プレイオフ進出を逃しました。

2019-2020シーズン(2年目)

プロスポーツの世界では、「2年目のジンクス」という言葉がよく使われますが、ドンチッチには不要な概念だったようです。シーズン序盤から平均30得点超え、かつ平均トリプルダブルに近いスタッツを残し、早くもリーグMVP候補に挙げられる活躍を見せます。

オールスターのファン投票では、レブロン・ジェームズ(627万5,459票)に次ぐ611万1,735票を集めスターターに選出。早くもリーグを代表する選手へと上りつめました。

八村塁も出場したライジング・スターズチャレンジ2020でのトレイ・ヤングとドンチッチ

プレイスタイル

高いシュート力、パスセンス、ドリブルスキルを兼ね備えた1番から3番(PG、SG、SF)まで務められるオールラウンダー。状況判断能力に優れ、非常に高いバスケットIQを備えています。

飛び抜けて跳躍力があるわけではないものの身体能力は決して低くなく、ドライブからのダンクといった豪快なプレイを時折見せてくれます。ユーロステップ、フローター、ステップバックなどオフェンスのバリエーションも豊富。調子の良い時のステップバックスリーはハーデン同様、止めようがありません。ヨーロッパで頭角を表した頃は、トニー・クーコッチやリッキー・ルビオになぞらえる声がありましたが、NBA入り後の活躍により、現在では比較対象としてレブロン・ジェームズを挙げる人が少なくありません。

▼レアル・マドリードがNBAオールスター2020に向けてルカへの投票を呼びかけたツイートから。スキル、シュート力、身体能力、全ての面で頭抜けたものを持っていることが分かります。

※特に注目して欲しいのは、56秒あたり。ダンクにいこうとしたところを咄嗟の判断で左手に持ち替えてレイアップに切り替えるこのプレイは、1991年のNBAファイナルでジョーダンが見せた伝説のショットを彷彿させます。

10代の頃からプロとしてキャリアを積んできただけあってNBAのルーキーシーズンの頃からすでにベテランガードのような落ち着きと成熟を感じさせます。

特筆すべきはクラッチタイムにおける勝負強さです。マイケル・ジョーダンは言うに及ばず、近年のレブロン、デュラント、カワイ・レナードなど、試合終盤における勝負強さはスーパースターとしての必須条件と言えるでしょう。ルカ・ドンチッチにそれが備わっていることは、NBAルーキーシーズンの最初の数ヶ月で証明してしまっているようにも思えます。

あとは、プレイオフでどれだけの活躍を見せられるかでしょうか。期待が高まります。

ルカ・ドンチッチのスタッツ(成績)

ルカ・ドンチッチのキャリアスタッツは下記の通り。

※端が切れている場合は横にスクロールしてください。

ユーロリーグでのスタッツ(成績)

Year Team GP GS MPG FG% 3p% FT% RPG APG SPG BPG PPG PIR
2015-16 レアル・マドリード 12 0 11.1 0.407 0.313 0.882 2.3 2.0 0.2 0.3 3.5 6.2
2016-17 レアル・マドリード 35 15 19.9 0.433 0.371 0.844 4.5 4.2 0.9 0.2 7.8 13.3
2017-18 レアル・マドリード 33 17 25.9 0.451 0.329 0.816 4.8 4.3 1.1 0.3 16.0 21.5
Career 80 32 21.0 0.443 0.344 0.828 4.3 3.9 0.9 0.3 10.6 15.6

■スタッツ詳細:euroleague.net

リーガACB(スペインリーグ)でのスタッツ

Year Team GP GS MPG FG% 3p% FT% RPG APG SPG BPG PPG PIR
2014-15 レアル・マドリード 5 0 4.8 0.333 0.333 0.750 1.2 0 0 0 1.6 1.8
2015-16 レアル・マドリード 39 0 12.9 0.526 0.392 0.708 2.6 1.7 0.4 0.3 4.5 5.9
2016-17 レアル・マドリード 42 11 19.8 0.441 0.295 0.785 4.4 3.0 0.6 0.3 7.5 11.9
2017-18 レアル・マドリード 37 21 24.3 0.462 0.293 0.752 5.7 4.7 1.1 0.4 12.5 18.4
Career 123 32 18.3 0.463 0.310 0.754 4.1 3.0 0.7 0.3 7.8 11.6

■スタッツ詳細:acb.com

NBAでのスタッツ(成績)

シーズン チーム 試合 先発 時間 FG% 3P% FT% リバ アシ スティ ブロ 得点
18-19 ダラス 72 72 32.2 .427 .327 .713 7.8 6.0 1.1 .3 21.2

ニックネーム

ルカ・ドンチッチのニックネームは、今のところ定まっていないように思います。

レアル・マドリードでプレイしていた頃に、スペインのマルカ紙(Marca)が「El Niño Maravilla」(The Wonder Boy)というニックネームを付けており、「Luka “Wonderboy” Doncic」と表記されることもありました。似合っている気がしなくもありませんが、個人的に、ワンダーボーイというとサッカー元イングランド代表のマイケル・オーウェンを想像してしまうのであまりピンきません。

レアルで活躍していた時期は、スペインということもありEl Matador(エル・マタドール)というニックネームもよく聞かれました(マーベリックスが「THE MATADOR」と「EL MATADOR」という商標を取ろうとして失敗したなんて話も)。

NBAの最初の数ヶ月で凄まじい活躍を見せた頃は、ヘブライ語由来の神を称える言葉「ハレルヤ」をもじって「Halleluka」(ハレルカ)と呼ばれることもありましたが、いまいち定着していないように思います。Twitterのハッシュタグではたまに見かけますが。

他には、そのプレイぶりから「Luka Magic」と呼ばれることもあります。今後、彼にどんなニックネームが付くのか楽しみにしたいです。

バッシュ

ドンチッチは2019年12月26日(日本時間12月27日)、ジョーダンブランドと複数年に渡る契約を交わしました。八村塁、ザイオン・ウィリアムソンらとともに、今後のジョーダンブランドを代表するプレイヤーとして期待されています。2019-2020シーズンで主に着用したのは、【Air Jordan 34】と【Jumpman Diamond】です。過去には、ナイキの【Hyperdunk】を履いてプレイする試合が多くありました。

ここまでの活躍を考えると、ドンチッチのシグニチャーモデルが発売されるのも時間の問題でしょう。ルカ・ドンチッチのバッシュについては、特集記事も書いているのでチェックしてみてください。

Jumpman Diamondルカ・ドンチッチのバッシュを特集!シグネチャーモデルは?

▼ユーロリーグ時代の活躍について
ルカ・ドンチッチ ユーロリーグ優勝ルカ・ドンチッチが2010〜20年のユーロリーグベストチームに選出!

▼ルカ・ドンチッチが全体3位指名されたNBAドラフト2018についてはこちら。

NBAドラフト2018|指名一覧と各選手の概要まとめ

おすすめ記事

八村塁 経歴八村塁の経歴・スタッツ・プレイスタイル|中学時代からNBAまでザイオン・ウィリアムソンザイオン・ウィリアムソンの経歴 / スタッツ / プレイスタイル / ダンク動画トレイ・ヤング プロフィールトレイ・ヤングの経歴 / スタッツ / プレイスタイル / ハイライト動画