リーニン(Li-Ning・李寧)のブランド名の由来
リーニンは、体操選手として1980年代に活躍し1984年のロサンゼルスオリンピックで6つのメダルを獲得した伝説的体操選手、李寧(リーニン)が創業したスポーツ用品メーカー。日本では、「リニング」と表記されることもある。
中国国内でダントツの人気
バスケットボール、バドミントン、卓球の中国代表チームと契約するなど、中国国内においてスポーツブランドとして高い地位を得ている。
中国国内のスポーツメーカー市場のシェアはナイキ、アディダスに次ぐ第3位。国産メーカーとしてはダントツの人気となっている。
▼ウェイドのシグニチャーモデル「Way of Wade7」発売直後の様子
“Cotton Candy” @WayofWade 7 release today. 🤯
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— Li-Ning Hoops (@LiNingHoops) March 18, 2019
近年ではバスケットボールのアルゼンチン代表、スペイン代表のスポンサーになるなど、国際的にも存在感を増している。
ドウェイン・ウェイドとの契約
リーニンは2012年のドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)との契約によって中国国外のバスケファンの間で広く認知されることになる。
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— Li-Ning Hoops (@LiNingHoops) April 11, 2019
マイアミヒートで活躍し、2019年に引退したドウェイン・ウェイドは、ジョーダンブランドと契約していた(ジョーダン以前はコンバース)。
シカゴ出身でもあるウェイドにとって、ジョーダンブランドとの契約は特別な名誉であったが、そんなウェイドがジョーダンブランドに別れを告げリーニンとの契約を発表したことは驚きを持って報じられた。以降、シグニチャーモデル「Way of Wade」シリーズがリーニンからリリースされている。
ウェイドは2018年にリーニンと生涯契約を締結。引退後も中国ツアーを行うなど、広告塔としての役割を果たしている。近い将来の殿堂入りが確実視されるレジェンドとの生涯契約は、リーニンが世界展開を進めていく上で大きな意味を持つだろう。
長くNBAの第一線で活躍したスーパースター。NBAドラフト史上最高の当たり年の1つと言われる2003年組(ウェイドの他に、レブロン、カーメロ、ボッシュなど)の一人。入団3年目の2005-2006シーズンには、シャキール・オニールとのコンビでNBAファイナル制覇。ファイナルMVPに輝く。
2010-11シーズン、レブロン・ジェームズ、クリス・ボッシュと共にビッグ3を形成し、以降4年連続でファイナル出場。2回の優勝を飾り一時代を築く。
故郷であるシカゴ、レブロンと再タッグを組んだクリーブランドでのプレイを経て2017年、シーズン途中にマイアミに復帰。2019年に引退。
リーニンと契約しているNBA選手
Welcome to the Way of Wade family, @DLoading! ⚡️ #MakeYourOwnWay pic.twitter.com/XtxMgyKVZM
— Way Of Wade (@WayofWade) November 21, 2019
リーニンと契約している主なNBA選手の一覧は以下の通り。CJ・マッカラム、ディアンジェロ・ラッセルなどのビッグネームも含まれている。
- ドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade・2019年引退)
- CJ・マッカラム(CJ McCollum)
- ディアンジェロ・ラッセル(D’Angelo Russell)
- グレン・ロビンソン3世(Glenn Robinson III)
- フランク・メイソン3世(Frank Mason III)
2020年11月には、マイアミ・ヒートのジミー・バトラーがリーニンと複数年契約を締結した。
日本での販売は?
日本国内ではatmos(アトモス)がリーニンのスニーカーを展開している。
2019年11月には、atmosとリーニンがコラボレーションしたスニーカー「TITAN for atmos」が販売された。
「LI-NING」と「atmos」の初のコラボレーションアイテム“TITAN for atmos”特集。きみはリーニンを知っているか? | GQ JAPANhttps://t.co/yYSINJo0Mt pic.twitter.com/GgclZmXXhK
— atmos (@atmos_tokyo) November 7, 2019
バスケットシューズに関しては、Amazonや楽天などの大手通販サイトでも購入可能。
他の競技では、バドミントン用品を主に扱う株式会社FUNPORTがリーニンの正規の代理店となっており、バドミントンウェアやラケットなどを販売している。
リーニンのバッシュ
リーニンのバッシュで最もポピュラーなのは、ドウェイン・ウェイドのシグニチャーモデル「Way of Wade」シリーズ。Way of Wade(WOW)はリーニン内で独立したブランドとして展開されており、専用のWebサイトも設けられている。
現役選手の中では、ディアンジェロ・ラッセルが「Way of Wade」を履いてプレイしており、注目を集めている。
Way of Wade7(WOW7)
「Way of Wade 7」はウェイドがラストシーズンに履いてたバッシュ。2020年11月現在、Amazonで購入可能。
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Speedシリーズ
リーニン契約選手の中でディアンジェロと並ぶ大物であるCJ・マッカラムが着用しているのは、「Li-Ning Speed VI」。こちらもAmazonのサイト内でカラーやサイズを選択できる。
マッカラムがリーニンと契約したのは2017年。以前は、「Li-Ning Sonic 7」、「Li-Ning YuShuai 12」などを着用していた。
バスケットボールシューズ以外では、アトモス(atmos)からスニーカー「TITAN」(タイタン)が販売されている。ゴツい見た目から受ける印象とは異なる軽い履き心地が特徴。