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契約ブランド

NBAドラフト2019にて全体9位指名でワシントン・ウィザーズに入団した八村塁はドラフト直後の2019年6月21日(現地時間)に、ジョーダンブランド(Jordan Brand)と契約を締結。日本人選手として初のジョーダンブランド契約選手となった。
契約にはナイキ、アシックス、ミズノ、中国系ブランドなど7社が名乗りを上げたが、ジョーダンブランドはマイケル・ジョーダン本人が八村へ直接電話するという異例のアプローチでアピール。グローバルなアンバサダー枠での起用を提示したことが決め手となり、ジョーダンブランドとの契約に至った。
以来、毎シーズン桜・鶴・侍・刺し子など日本文化をモチーフとしたPEカラーウェイを着用しており、2022年にはフットウェア・アパレルにまたがる「Black Samurai Collection」を展開。そして2026年6月にはコラボレーションモデル「Air Jordan 4028」のリリースが予定されている。
八村塁のバッシュ一覧
Air Jordan 4028 “Rui Hachimura”|2026
Air Jordan 4028(Nike公式名:Air Jordan 40 “Rui” PF)は2026年6月発売予定・定価$205(国内¥29,700)の特別コラボレーションモデル。Air Jordan 40のプラットフォームにAir Jordan 28の折りたたみシュラウドを組み合わせたハイブリッド構造で、シュラウドにはデニム素材に刺し子ステッチを施し日本の伝統工芸を表現している。
Air Jordan 1 Low OG “Cranes”|2025
Air Jordan 1 Low OG “Cranes”は2025年1月24日/25日ごろに$160でリリースされた、初の一般販売Rui Hachimura x AJ1コラボ。日本・アジア向けのリリースで、オートミール(Oatmeal)をベースカラーに採用し、アッパーには鶴と桜の花を刺繍で施した繊細なデザインが特徴。2022年のBlack Samurai Collectionで制作されたブラックのAJ1 PEが家族・友人限定にとどまったのに対し、今作は一般販売された。ローカットのAJ1 OGシルエットに和の美意識を融合させた作品として、スニーカーコミュニティからも高い評価を得ている。
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Air Jordan 39|2024-25

Air Jordan 39は2024-25シーズンを通じて八村塁が主力ゲームシューズとして着用したモデル。kixstatsの記録では同シーズン80試合にわたって着用しており、「Sol」「Barons」などのカラーウェイを含むAJ39系を着用。AJ38のような日本限定の一般販売PEは展開されていない。
Air Jordan 39はJordanラインとして初めてZoomXフォーム+Air Zoomユニットを組み合わせた構成で、軽量性と反発力を両立。インサイドでフィジカルな当たりをこなしながらアウトサイドのシュートレンジも持つ八村のプレースタイルに適したクッショニング特性を持つ。
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Air Jordan 38 PE “Rui Hachimura”|2023
Air Jordan 38 PE “Rui Hachimura”は2023年12月8日に国内限定でリリースされた特別モデル(約31,350円税込)。Lakers加入後初の国内限定モデルで、八村の出身地・富山県の蜃気楼から着想を得たデザインを採用。Photon Dust(薄いクリーム)をベースにMint Foamのシースルーアウトソール、Siren Redのアクセントを配色。クッショニングはフルレングスZoom StrobelとCushlon 3.0フォームを搭載し、X-Plateが高い安定性を提供する。国内のコレクターから高い人気を誇る。
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Air Jordan 37 PE “Siren Red”|2022

Air Jordan 37 PE “Siren Red”は2022年ホリデーシーズンに$205でリリースされたPEカラーウェイ。全体を鮮烈なレッドで覆ったオールレッドのデザインで、Lakers移籍を翌月に控えた2022-23シーズンのウィザーズ在籍最終年に着用。Air Jordan 37はFormula 23フォームに前足部Zoom StrobelとZoom Airを組み合わせたクッショニングとカーボンファイバーシャンクによる安定したサポートが特徴。インサイドでフィジカルなプレーを展開していた八村にとって、ホールド力の高いこのモデルはプレースタイルにフィットした一足だった。
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Air Jordan 8 Retro SE “Black Samurai”|2022
Air Jordan 8 Retro SE “Black Samurai”は2022年5月に$225でリリースされた「Black Samurai Collection」の一足。Twineカラーのスエード素材にジムレッドのアクセントを加えたカラーリングで、タン部分には八村の母親がデザインした家紋モチーフのシェニールパッチを搭載。ソックライナーには日本語の文字が刻まれ、アウトソールにも日本文化のモチーフが随所に散りばめられている。Air Jordan 8の象徴的なクロスストラップと強固なアンクルサポートはそのままに、八村のルーツと誇りが詰め込まれたコレクターズアイテム。
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Air Jordan 36 “Black Samurai”|2022

Air Jordan 36 “Black Samurai”は2022年5月23日に$195でリリースされた、Black Samurai Collectionのゲームシューズ版。赤いパイピングと漢字プリント、山並みと桜のアートワークを組み合わせた武士道テーマのデザインは、ジョーダンブランドのKelsey Amyが手掛けた。同時期には鶴と桜の刺繍を施した”Cranes”カラーウェイも展開。Air Jordan 36の軽量なEclipse PlateとフルレングスZoom Air Strobelが、2021-22シーズンにインサイドで攻撃参加を増やした八村のプレーをサポートした。
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Air Jordan 35 “Warrior” PE|2020

Air Jordan 35 “Warrior” PEは八村塁が2020-21シーズンに着用したモデル。前シーズンに続きジョーダンブランドの広告塔に抜擢された八村のPEは、シュータンにオリジナルロゴを配置した「Warrior」と名付けられた一足。2020年10月21日発売。Air Jordan 35はEclipse Plateとフォアフット・ヒールのZoom Airを搭載した当時の最新モデルで、2年目のシーズンに成長を見せた八村のプレーを支えた。
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Air Jordan 34(AIR JORDAN XXXIV)PE各種|2019

八村塁がNBAのルーキーイヤー(2019-20シーズン)に最も多く着用したのはナイキのエア ジョーダン34(AIR JORDAN XXXIV)。ザイオン・ウィリアムソン、ジェイソン・テイタムらと共にAJ34の「顔」に選出された八村は、このモデルについて「シンプルで奇抜過ぎず、足に良くフィットしてくれる。とても軽く自然な履き心地で、スピードとサイズを武器とする自分のプレイスタイルにもぴったり」とコメントしている(via: air.jordan.com)。
八村塁のAJ34 PE(プレイヤー・エクスクルーシブ)は以下の通り。
Air Jordan 34 “HERITAGE”

Air Jordan 34 “HERITAGE”は八村のルーツであるベナン(西アフリカ)と日本の伝統的なテキスタイル柄を左右に配置した一足。2020年7月30日にナイキのアプリで先行販売、8月8日に国内のみ数量限定で一般販売された。
Air Jordan 34 “Cool Grey” PE(ゴンザガモデル)
via:@brkicks
2019-20シーズン、コロナ禍のバブル(ディズニーワールド)での練習に臨んだ八村が着用。ブルドッグの口を思わせるデザインが施されており、母校ゴンザガ大学に敬意を表したモデルとなっている。
Air Jordan 34 “Hachikō” PE
via:@NBAJPN
Air Jordan 34 “Hachikō” PEはオールスターブレイク明けに着用。八村の「八」から忠犬ハチ公に着想を得たモデルで、漢字入りのバッシュは現地でも大きな注目を集めた。
Air Jordan 34 “Rising Stars” PE
via:@brkicks
Air Jordan 34 “Rising Stars” PEはライジングスターズチャレンジ2020で着用したモデル。鮮やかなパープルカラーに星が散りばめられている。
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その他の着用モデル
ルーキーイヤーの八村は上述のAJ34以外にも複数のジョーダンシリーズを着用した。
2020年1月、鼠蹊部の負傷により休養を余儀なくされていた時期、私服姿でAir Jordan 3 “Animal Instinct”を履いている姿がカメラに捉えられた。
.@rui_8mura wearing the Air Jordan 3 “Animal Instinct” tonight 🐆 pic.twitter.com/NZK3VGeSot
— B/R Kicks (@brkicks) January 7, 2020
2019年7月のNBAサマーリーグではAir Jordan 1 “LA to Chicago”を着用。ナイキ SBとエア・ジョーダンのコラボシューズ。
“LA to Chicago” AJ1s on the rook in Las Vegas. @rui_8mura pic.twitter.com/0JRQ0YMW9h
— B/R Kicks (@brkicks) July 14, 2019
中国・上海で行われたFIBAワールドカップ2019では、同じジョーダンブランドから出ているラッセル・ウェストブルックのシグネチャーモデル、Why Not Zer0.2 SEで試合に臨んだ。
.@rui_8mura wearing the Jordan Why Not Zer0.2 SE at the @FIBAWC in Shanghai. pic.twitter.com/Hea4rkY40A
— B/R Kicks (@brkicks) September 3, 2019
ゴンザガ・明成カラーのエア・ジョーダン
2020年3月に行った渡邊雄太とのインスタライブでは、自宅にあるバッシュ専用の一部屋を披露。エア ジョーダンシリーズが整然と並べられており、「ジョーダン1」が多いと明かした。
▼エア・ジョーダンの明成高校カラーバージョン

同インスタライブではエア・ジョーダンのゴンザガ大学モデルも公開。新型コロナウイルスの影響で延期となった試合で着用する予定だったというエピソードも明かした。
ジョーダン・ブランドとの契約の背景
八村塁とジョーダンブランドとの関わりは明成高校3年時にまで遡る。2015年、ジョーダンブランドが主催するエキシビジョン「ジョーダン・ブランド・クラシック」に参加し、世界各国の将来有望な高校生プレイヤーと試合する機会を得た。
明成高校を卒業後、NCAA Division 1の強豪ゴンザガ大学に入学。同大学はナイキと契約していたため、試合ではナイキのバッシュを着用した。
ゴンザガ大3年次にエースとしてチームを牽引し、NBAドラフト1巡目指名が確実視されるまでに成長した八村のもとには、ドラフト前からジョーダンブランドを含む7社がスポンサー契約の誘いを持ちかけた。中国企業のほか、日本のアシックス(大学でのロッカーチームとの関係も)とミズノ(高校時代に愛用)も名乗りを上げたという。
結局ジョーダンブランドとの契約を選択した八村。その決め手となったのは、マイケル・ジョーダンから直々に電話がかかってきたことだったという。
NBA rookie Rui Hachimura has joined @Jumpman23. pic.twitter.com/nWnI3skV6R
— B/R Kicks (@brkicks) June 21, 2019
ジョーダンブランドが巨大なアジア市場へとブランドを広げていく際の橋渡し役に八村を抜擢したという側面は大きい。ヤオ・ミン以降、アジア出身のスター選手が出てきていない状況のなかで、八村に寄せられる期待はジョーダンブランドひいてはNBAとしても大きなものだろう。

