田中力 | |
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身長 / 体重 | 188cm / 86kg(※) |
生年月日 | 2002年5月4日 |
出身地 | 神奈川県横須賀市 |
ポジション | PG(ポイントガード) |
出身校 | 横須賀市立坂本中学校 |
所属 | IMGアカデミー(フロリダ) → Kahuku(ハワイ) → Veritas Prep Academy → ベテル大学(Bethel College) |
田中力の経歴
小学4年生でバスケを始める
田中力は2002年5月4日、アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれた。幼少期にはハワイとミシシッピに住んでいたことがあり、英語が堪能である。
横須賀市立諏訪小学校4年生の時にバスケットボールを始める。小学校ではミニバスのチームに所属。
6年生でスターターになり、1試合で85得点(チーム総得点は87点)を挙げるなど、早くからその才能を発揮。小学校時代は一日に7〜8時間ほど練習をしていた。
「ハーフ」ということで練習試合で目立つことから、試合に出ていないと「威圧感だけか」などと言われることもあったという。それが悔しく「絶対に勝ってやろう」という気持ちになったと、過去のインタビューで答えている。
横須賀市立坂本中学校時代
2015年、横須賀市立坂本中学校に入学。
2017年6月、オーストラリアでのNBAグローバルアカデミーキャンプに参加する。
バスケットボール部では、中学3年次に関東大会1回戦で梅丘中学校に敗れて引退した。
2018年3月(中学3年次)、U15横浜ビー・コルセアーズに所属し、「B.LEAGUE U15 CHALLENGE CUP 2018」に出場。大会MVPに選出された。
IMGアカデミー
中学卒業後の進路としてアメリカのIMGアカデミーを選択。Youtubeで見た動画がきっかけで12歳の頃からIMGでプレイしたいと夢見ていた。
IMGへはSophomore(2年生※)からの編入となった。当初はチームメイトのレベルの高さに驚いたが、徐々に適応してプレイタイムを獲得。
日本ではスコアラーとして活躍していたが、IMGではパス主体のポイントガードとしてプレイスタイルに変化が見られる。
Kahuku (Hawaii)
高校最終学年となった2020年、Twittet上で所属が「Kahuku (Hawaii) 」と紹介されており(※)、IMGから転校したものと思われる(※)。
Veritas Prep Academy
2021年、田中力はカリフォルニア州のVeritas Prep Academyに加入。情報が少ないが、スコアリングガードとして活躍してた模様。
田中力の進学先は?
ユタ大学からオファー(2020年9月)
2020年9月25日、NCAA D1 Pac-12カンファレンスに属するユタ大学からオファーを受けたことをTwitter上で明らかにした(※)。しかし、オファーを出したHCが交代した影響からかその後の進展はない模様。
ちなみに、ユタ大学が輩出しているNBA選手はカイル・クーズマ、ヤコブ・ポートル、デロン・ライトなど。元NBA選手には、オールスターMVPの受賞経験があるトム・チェンバース、17シーズンに渡りNBAで活躍したアンドレ・ミラー、2015年にウォリアーズの一員として優勝を果たしたアンドリュー・ボーガットらがいる。非白人としてNBAでプレイした史上初の選手である日系2世のワッツ・ミサカ(Wataru “Wat” Misaka 1923 – 2019)もユタ大学の出身。ミサカはユタ大学時代にNCAAトーナメント、NITトーナメントを共に制覇した。
サンフランシスコ大学を訪問
2021年7月には、所属するVeritas Prep Academyのヘッドコーチ、チームメイトとともにサンフランシスコ大学(University of San Francisco)を訪問。
サンフランシスコ大学は、1955、1956年にNCAAトーナメント連覇を果たした古豪。八村塁の母校でもある全米屈指の強豪ゴンザガ大学と同じディビジョンということもあり、近年はNCAAトーナメントに出場できていない。
NBAのレジェンド・オブ・レジェンド、ボストン・セルティックスで8連覇を含む11度のチャンピオンリングを獲得したビル・ラッセルの母校であり、2連覇を果たしたのもラッセル在籍時である。
Tremendous day at USF for our guys Chikara Tanaka and Marquis Worthy. Coach Golden and staff building an amazing program w tons of talent. Great opportunity for our Veritas guys to get better and see what next level is all about. #VERITAS #TRUTH pic.twitter.com/gBk3lsmD8O
— George Zedan (@CoachZedan) July 2, 2021
ベテル大学(インディアナ州)へ進学
2022年8月、田中力の進学先がついに確定。NAIA(全米大学運動選手協会)に属するベテル大学(インディアナ州)へ入学することが明らかとなった。
NAIAで目立った活躍を見せれば、今後、NCAA D1の大学からのオファーを勝ち取る可能性は残されている。
田中力の目標はNBA
田中力は将来の目標をNBAと明言している。田中がプレイしていたIMGアカデミーはこれまでに多くのNBA選手を輩出している全米屈指の強豪校。田中は全米トップクラスのチームにおいてプレイタイムを得ていた。
しかし、いくつかオファーはあったものの、オファーをくれたHCの交代やコロナ禍などの不運が重なったこともあり、NCAA D1への入学は叶わず。
当面はNAIAで活躍してNCAA D1のオファーが来るのを待つことになるだろう。
決してNBAに近い距離にいるとは言えないが、今後の活躍次第でまだ可能性は残されている。
遅くとも23歳か24歳頃までには、NCAA D1またはBリーグを含むプロリーグで実績を残し、NBAのキャンプに呼ばれるところまでこぎつけたいところ。
今後の動向に注目したい。
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