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ステフィン・カリー / 経歴 / スタッツ / 年俸

ステフィン・カリー

ステフィン・カリー(Stephen Curry 1988 – )のプロフィール、スタッツ(NBA / 大学 / 高校 / 国際大会)、年俸、NBA 2Kレーティング、キャリア概要、プレイスタイル、家族、エピソードを紹介します。
ステフィン・カリー

PHOTO BY TechCrunch

Stephen Curry
身長 / 体重 190cm / 83.9kg(
生年月日 1988年3月14日
出生地 オハイオ州アクロン
出身 ノースカロライナ州シャーロット
ポジション PG(ポイントガード)
シューズ アンダーアーマー「カリー シリーズ
SNS Twitter / Instagram
略歴
2009- ゴールデンステイト・ウォリアーズ
NBAドラフト 2009年1巡目7位
出身校 デイビッドソン大学

受賞歴・実績

  • 3 × NBAチャンピオン
  • 2 × シーズンMVP
  • 6 × オールスター
  • 3 × オールNBA1stチーム
  • 2 × 得点王
  • 1 × スティール王
  • 50–40–90クラブ
  • 3ポイントコンテスト優勝
  • オールルーキー1stチーム
  • NCAA得点王
  • 2 × FIBA W杯金メダル

スタッツ(成績)

NBA(レギュラーシーズン)

最終更新:2022年9月29日 / 最新スタッツ:StatMuse
シーズン 所属 試合 先発 時間 FGM FGA FG% 3PM 3PA 3P% FTM FTA FT% ORB DRB REB AST STL BLK TOV PF 得点
2009-10 GSW 80 77 36.2 6.6 14.3 46.2 2.1 4.8 43.7 2.2 2.5 88.5 0.6 3.9 4.5 5.9 1.9 0.2 3.0 3.2 17.5
2010-11 GSW 74 74 33.6 6.8 14.2 48.0 2.0 4.6 44.2 2.9 3.1 93.4 0.7 3.2 3.9 5.8 1.5 0.3 3.1 3.1 18.6
2011-12 GSW 26 23 28.2 5.6 11.4 49.0 2.1 4.7 45.5 1.5 1.8 80.9 0.6 2.8 3.4 5.3 1.5 0.3 2.5 2.4 14.7
2012-13 GSW 78 78 38.2 8.0 17.8 45.1 3.5 7.7 45.3 3.4 3.7 90.0 0.8 3.3 4.0 6.9 1.6 0.2 3.1 2.5 22.9
2013-14 GSW 78 78 36.5 8.4 17.7 47.1 3.3 7.9 42.4 3.9 4.5 88.5 0.6 3.7 4.3 8.5 1.6 0.2 3.8 2.5 24.0
2014-15 GSW 80 80 32.7 8.2 16.8 48.7 3.6 8.1 44.3 3.9 4.2 91.4 0.7 3.6 4.3 7.7 2.0 0.2 3.1 2.0 23.8
2015-16 GSW 79 79 34.2 10.2 20.2 50.4 5.1 11.2 45.4 4.6 5.1 90.8 0.9 4.6 5.4 6.7 2.1 0.2 3.3 2.0 30.1
2016-17 GSW 79 79 33.4 8.5 18.3 46.8 4.1 10.0 41.1 4.1 4.6 89.8 0.8 3.7 4.5 6.6 1.8 0.2 3.0 2.3 25.3
2017-18 GSW 51 51 32.0 8.4 16.9 49.5 4.2 9.8 42.3 5.5 5.9 92.1 0.7 4.4 5.1 6.1 1.6 0.2 3.0 2.2 26.4
2018-19 GSW 69 69 33.8 9.2 19.4 47.2 5.1 11.7 43.7 3.8 4.2 91.6 0.7 4.7 5.3 5.2 1.3 0.4 2.8 2.4 27.3
2019-20 GSW 5 5 27.8 6.6 16.4 40.2 2.4 9.8 24.5 5.2 5.2 100.0 0.8 4.4 5.2 6.6 1.0 0.4 3.2 2.2 20.8
2020-21 GSW 63 63 34.2 10.4 21.7 48.2 5.3 12.7 42.1 5.7 6.3 91.6 0.5 5.0 5.5 5.8 1.2 0.1 3.4 1.9 32.0
2021-22 GSW 64 64 34.5 8.4 19.1 43.7 4.5 11.7 38.0 4.3 4.7 92.3 0.5 4.7 5.2 6.3 1.3 0.4 3.2 2.0 25.5
Career   826 820 34.3 8.3 17.6 47.3 3.8 8.8 42.8 3.9 4.3 90.8 0.7 4.0 4.6 6.5 1.7 0.2 3.1 2.4 24.3

NBA(プレイオフ)

シーズン 所属 試合 先発 時間 FGM FGA FG% 3PM 3PA 3P% FTM FTA FT% ORB DRB REB AST STL BLK TOV PF 得点
2012-13 GSW 12 12 41.4 8.5 19.6 43.4 3.5 8.8 39.6 2.9 3.2 92.1 0.4 3.4 3.8 8.1 1.7 0.2 3.3 2.9 23.4
2013-14 GSW 7 7 42.3 7.3 16.6 44.0 3.1 8.1 38.6 5.3 6.0 88.1 0.6 3.0 3.6 8.4 1.7 0.1 3.7 2.6 23.0
2014-15 GSW 21 21 39.3 9.5 20.9 45.6 4.7 11.0 42.2 4.6 5.5 83.5 1.0 4.0 5.0 6.4 1.9 0.1 3.9 2.2 28.3
2015-16 GSW 18 17 34.1 8.2 18.8 43.8 4.4 11.0 40.4 4.2 4.6 91.6 0.8 4.7 5.5 5.2 1.4 0.3 4.2 2.2 25.1
2016-17 GSW 17 17 35.4 8.9 18.4 48.4 4.2 10.1 41.9 6.1 6.7 90.4 1.3 4.9 6.2 6.7 2.0 0.2 3.4 2.2 28.1
2017-18 GSW 15 14 37.0 9.1 20.3 45.1 4.3 10.8 39.5 3.0 3.1 95.7 0.6 5.5 6.1 5.4 1.7 0.7 2.9 2.5 25.5
2018-19 GSW 22 22 38.5 8.6 19.6 44.1 4.2 11.1 37.7 6.7 7.1 94.3 0.8 5.2 6.0 5.7 1.1 0.2 3.0 3.1 28.2
2021-22 GSW 22 18 34.7 9.2 20.0 45.9 4.1 10.4 39.7 4.9 5.9 82.9 0.5 4.7 5.2 5.9 1.3 0.4 2.6 2.7 27.4
Career   134 128 37.3 8.8 19.5 45.2 4.2 10.4 40.1 4.8 5.4 89.2 0.8 4.6 5.4 6.2 1.6 0.3 3.3 2.5 26.6

大学

カリーはデイビッドソン大学で3年間プレイ。3年次には平均28.6得点でNCAAディビジョン1の得点王を獲得している。

シーズン 大学 Conf 出場 先発 時間 FG FGA FG% 2P 2PA 2P% 3P 3PA 3P% FT FTA FT% ORB DRB TRB AST STL BLK TOV PF 得点
2006-07 デイビッドソン Southern 34 33 30.9 7.1 15.4 .463 3.5 6.6 .536 3.6 8.8 .408 3.6 4.3 .855 0.9 3.7 4.6 2.8 1.8 0.2 2.8 2.6 21.5
2007-08 デイビッドソン Southern 36 36 33.1 8.8 18.2 .483 4.3 8.0 .540 4.5 10.3 .439 3.8 4.2 .894 0.8 3.8 4.6 2.9 2.0 0.4 2.6 2.4 25.9
2008-09 デイビッドソン Southern 34 34 33.7 9.2 20.2 .454 5.4 10.3 .519 3.8 9.9 .387 6.5 7.4 .876 0.6 3.8 4.4 5.6 2.5 0.2 3.7 2.4 28.6
Career   104 103 32.6 8.4 17.9 .467 4.4 8.3 .530 4.0 9.7 .412 4.6 5.3 .876 0.8 3.8 4.5 3.7 2.1 0.3 3.0 2.4 25.3

国際大会

カリーは2010年、2014年開催のFIBA W杯に出場。2大会連続で金メダルを獲得した。

大会 出場 時間 FGM FGA FG% 3PM 3PA 3P% FTM FTA FT% TRB AST STL BLK PF TOV 得点 順位
2014 FIBA W杯 9 20:30 3.2 7.9 .408 2.3 5.3 .437 1.9 1.9 1.000 2.8 2.9 1.2 0.1 2.4 1.3 10.7
2014 エキシビジョン 4 17:45 4.0 6.8 .593 2.2 3.8 .600 1.5 1.5 1.000 1.8 2.2 0.0 0.0 3.5 1.5 11.8
2010 FIBA W杯 8 10:37 1.8 3.9 .452 0.9 2.4 .368 0.2 0.2 1.000 1.4 2.1 0.5 0.0 1.4 1.0 4.6
平均 21 16:13 2.8 6.1 .457 1.8 3.9 .451 1.2 1.2 1.000 2.0 2.5 0.7 0.0 2.2 1.2 8.6
合計 21 340:36 59 129 .457 37 82 .451 25 25 1.000 43 52 15 1 47 26 180

国際大会(アンダーカテゴリー)

大会 出場 時間 FGM FGA FG% 3PM 3PA 3P% FTM FTA FT% TRB AST STL BLK PF TOV 得点 順位
2007 U19 W杯 9 17:53 3.0 6.7 .450 1.3 3.8 .353 2.1 2.7 .792 3.8 2.2 2.4 0.0 2.9 1.6 9.4
参照スタッツ
NBA:Basketball-Reference.com
大学:College Basketball at Sports-Reference.com
招待試合 / 国際大会:RealGM

ステフィン・カリー|年俸(サラリー)

2022-23シーズンのステフィン・カリーの年俸(サラリー)は、全選手中最高額となる48,070,014ドル。日本円にして約63億3千万円となっている(1ドル140円で計算)。ステフィン・カリーの年俸の推移は下記の通り。

シーズン 所属 ドル
2022/23 GSW $48,070,014 67億3千万
2021/22 GSW $45,780,966 50億3千万
2020/21 GSW $43,006,362 44億7千万
2019/20 GSW $40,231,758 43億4千万
2018/19 GSW $37,457,154 40億8千万
2017/18 GSW $34,682,550 38億1千万
2016/17 GSW $12,112,359 13億5千万
2015/16 GSW $11,370,786 12億3千万
2014/15 GSW $10,629,213 12億8千万
2013/14 GSW $9,887,642 10億4千万
2012/13 GSW $3,958,742 3億8千万
2011/12 GSW $3,117,120 2億4千万
2010/11 GSW $2,913,840 2億3千万
2009/10 GSW $2,710,560 2億3千万
参照データ
年俸:HoopsHype
為替レート(年平均):MacroTrends

円換算の計算式
ドル年俸 × 当該年の為替レート(年平均)
※百万の位以下切り捨て

NBA 2K レーティング

ステフィン・カリーのNBA 2Kレーティングの推移は以下の通り。

タイトル シーズン チーム レーティング
2K 22 2021/22 GSW 96
2K 21 2020/21 GSW 97
2K 20 2019/20 GSW 95
2K 19 2018/19 GSW 95
2K 18 2017/18 GSW 96
2K 17 2016/17 GSW 94
2K 16 2015/16 GSW 93
2K 15 2014/15 GSW 89
2K 14 2013/14 GSW 88
2K 13 2012/13 GSW 84
2K 12 2011/12 GSW 80
2K 11 2010/11 GSW 80
2K 10 2009/10 GSW 69
参照:HoopsHype / 2KRATINGS
※2Kレーティングとは、ゲームソフト「NBA 2K」内において選手の能力を数値化したもの

経歴

生い立ち〜高校時代

ステフィン・カリー(Stephen Curry)の父親は名シューターとして知られた元NBA選手のデル・カリー。ステフは父がクリーブランド・キャバリアーズに所属していた1988年3月14日にオハイオ州アクロンで生まれた。ステフが生まれた「Akron General Medical Center」は、レブロン・ジェームズが誕生した病院としても知られている。

デルがホーネッツに移籍したことで一家はノースカロライナ州シャーロットに転居。カリーは子供時代をシャーロットで過ごす。弟のセスと共に父に連れられNBAのゲームを間近で見る機会が多かった。

1999年にデルはトロント・ラプターズに移籍。ステフはトロントのバスケットボールチームでプレイし好成績を残す。

デルの引退と共に一家は再びシャーロットに転居。ステフはシャーロット・クリスチャン高校に入学し、チームを3度のカンファレンスタイトル獲得に導くなど活躍した。

▼ステフィン・カリー 高校時代のハイライト

デイビッドソン大学

高校時代に個人としてもチームとしても好成績を収めたカリーだったが、160ポンド(約72.6kg)と華奢な体がネックとなり強豪校からのオファーは来ず。結局、熱心に勧誘してきたNCAAディビジョン1の中堅校、デイビットソン大学へ進学した。

カリーは1年次からスターターとしてプレイし平均21.5得点を記録。この数字は1年生全体の中でテキサス大のケビン・デュラント(25.8得点)に次ぐものだった。

2年次には身長が現在と同じ6フィート 3インチ(約190.5cm)まで伸び、個人スタッツも軒並み向上。平均25.6得点、4.6リバウンド、2.9アシスト、2.0スティール、3ポイント成功率43.9%を記録した。デイビッドソン大は2008年のNCAAトーナメント1回戦でゴンザガ大に勝利。1969年以来となるNCAAトーナメントでの白星を挙げ、チーム史上最高成績タイとなるスウィート16(ベスト16)まで勝ち進んだ。

2008-09シーズン、NBAへのアーリーエントリーの可能性もあったカリーだったが、ポイントガードとしてのスキルを向上させたいとの考えでもう1年大学でプレイすることを選択。チームはNCAAトーナメント進出を逃したものの、個人としては平均28.6得点を記録しNCAAの得点王を獲得するとともにオールアメリカン1stチームに選出された。

▼2008年のNCAAトーナメントで見せたステフィン・カリーのプレイ集

NBAドラフト〜キャリア初期

カリーは2009年のNBAドラフト1巡目7位で指名を受けゴールデンステイト・ウォリアーズに入団。1年目のスタッツは平均17.5得点4.5リバウンド、5.9アシスト、3ポイント成功率43.7%を記録。新人王の座はサクラメント・キングスのタイリーク・エバンスに譲ったものの、オールルーキー1stチームに選出された。

2年目の2010-11シーズンは平均18.6得点、3ポイント成功率44.2%、FG成功率48.0%、フリースロー成功率93.4%(リーグ1位)の数字を残す。翌2011-12シーズンは怪我により26試合のみの出場に留まり個人成績も下げることになった。

3年目の2012-13シーズンは22.9得点、6.9アシストを記録しチームは6年ぶりにプレイオフに進出(2回戦でスパーズに敗れる)。翌2013-14シーズンには24.0得点、8.5アシストのスタッツを残し、オールスターに初選出された。

カリーは2011年入団のクレイ・トンプソンとともに3ポイントシュートを次々と沈め、その様子から2人はスプラッシュブラザーズと呼ばれるようになる。

NBA初優勝

2014-15シーズン、ウォリアーズはそれまでチームを率いてきたマーク・ジャクソンに代わってスティーブ・カーがヘッドコーチに就任。カリー、トンプソン、ドレイモンド・グリーン、ハリソン・バーンズ、アンドリュー・ボーガットのスターターに加え、シックスマンのアンドレ・イグダーラ、ショーン・リビングストン、デイビッド・リー、リアンドロ・バルボサといった層の厚いベンチメンバーを揃えたウォリアーズは67勝15敗のリーグ首位の成績でレギュラーシーズンを終える。チームはプレイオフでも快進撃を続けNBAファイナルに進出。レブロン・ジェームズの復帰したクリーブランド・キャバリアーズを4勝2敗で下しウォリアーズに40年ぶりの優勝をもたらした。ウォリアーズの優勝は、アウトサイドシュート主体のチームは優勝できないという定説を覆すエポックメイキングな出来事でもあった。

この年、カリーは23.8得点、4.3リバウンド、7.7アシスト、2.0スティールのスタッツを記録。シーズンMVPを受賞した。

73勝 & 満票でのMVP

翌2015ー16シーズン、ウォリアーズは1996年のシカゴ・ブルズが樹立したシーズン最多勝記録72勝を更新。73勝9敗という圧倒的な強さを見せる。しかし、2年連続で同一カードとなったキャブスとのNBAファイナルでは3勝1敗からの大逆転負けを許し2連覇はならなかった。

カリーは30.1得点で得点王、2.1スティールでスティール王を獲得するとともにレギュラーシーズンで3ポイントシュートを402本沈め、NBA新記録を樹立。2年連続でシーズンMVPを受賞した。投票者全員がカリーを1位に選出し、史上初の満票でのMVPとなった。

2連覇

翌シーズン、ウォリアーズはリーグ最高のスコアラーであり、前シーズンのカンファレンスファイナルで最後まで苦しめられたOKCのエース、ケビン・デュラントを獲得。オールスター4人を揃える強力な布陣で2016-17シーズン、2017-18シーズンと2連覇を達成した。

NBAファイナルではケビン・デュラントが2年連続でMVPを獲得したものの、カリーも2017年のファイナルで平均26.8得点、9.4アシスト、8.0リバウンド、2018年のファイナルでは27.5得点、6.0リバウンド、6.8アシストを記録する活躍を見せ、チームの優勝に大きく貢献した。

3連覇ならず

2018-19シーズン、ロサンゼルス・レイカーズ(2000〜2002)以来の3ピートを狙ったウォリアーズだったが、カワイ・レナード擁するトロント・ラプターズとのNBAファイナルでは途中からケビン・デュラント、クレイ・トンプソンを怪我で欠き、2勝4敗で敗れ3連覇はならなかった。

なお、ウェスタンカンファレンス決勝の対ポートランド・トレイルブレイザーズ戦では、弟・セス・カリーとの兄弟対決が実現している。

2019-20シーズン

2019-20シーズン、カリーは4戦目のフェニックス・サンズ戦で左手人さし指の第二中手骨を骨折。シーズンの大半を欠場したが、3月5日に復帰し23得点を挙げた。

▼ステフィン・カリー|キャリアハイライト

プレイスタイル

史上最高の3ポイントシューター

ステフィン・カリーはNBA史上最高の3ポイントシューターであり、NBAの試合の常識を変えたゲームチェンジャーと評される。身長はNBAのガードの中でも小柄な部類であり、リリースポイントも低いが、リリーススピードの驚異的な速さによってディフェンダーのブロックを困難なものとしている。

ドリブルからのプルアップ、キャッチアンドシュート共に高い成功率を誇り、バランスを崩しながらでもロングシュートを決めきる力がある。射程距離が長く、ハーフコートのどこからでもシュートが狙え、残り時間がわずかな場面では自陣からシュートを放ち沈めることも珍しくない。

多彩なオフェンススキル

ドライブからのレイアップ、フローターなど、スリーポイント以外にも多彩な得点パターンを持つ。ミドルレンジ、フリースローの確率も高い。

また、リーグトップクラスのハンドリング、パスセンスと視野の広さを兼ね備え、創造性豊かなプレイで観客を魅了する。

なお、カリーはインタビューで、変幻自在のプレイスタイルとクリエイティビティ、驚異的な得点力で知られたピストル・ピートことピート・マラビッチと自身をなぞらえたことがある()。

身体能力

圧倒的なスキルに比べて身体能力が低く当たりに弱いと思われがちだが、NBA入り後のフィジカル強化によってディフェンスに当たり負けしない体の強さを身につけている。チームのアスレティック部門のディレクターが2015年に明かした話によると、カリーはデッドリフトで400パウンド(約181kg)上げることができ、この数字は211cm、122kgのセンター、フェスタス・エジーリに次いでチーム内で2番目の記録であった()。

跳躍力も決して低くはなく、試合中にダンクを見せることもある。2019年のNBAオールスターではコートにバウンドさせたパスを自ら空中で掴みプットバックダンクを決めて話題を集めた。

家族

NBAファミリー

ステフィン・カリーの家族はNBA関係者が多いことで知られる。父デル・カリーは、シャーロット・ホーネッツなどで活躍した名シューター。弟のセス・カリーはポートランド・トレイルブレイザーズ、ダラス・マーベリックスなどでプレイし、3P成功率でリーグ最高クラスの数字を残している。

妹のシデルと結婚したウォリアーズのチームメイト、デイミオン・リーは義弟に当たる。

また、弟のセスはかつてNBAで活躍したポイントガードでロサンゼルス・クリッパーズのHCを務めるドック・リバースの娘キャリーと結婚。ドックの息子オースティン・リバースはクリッパーズ、ヒューストン・ロケッツなどでプレイしている。

なお、母のソニアは大学時代にバレーボールをプレイしていた。

妻と子どもたち

ステフィン・カリーの妻は俳優、テレビタレント、料理本の著者として活動するアイーシャ・カリー。

子どもは2012年まれの娘ライリー(Riley)、2015年生まれの娘ライアン(Ryan)、2018年生まれの息子キャノン(Canon)の3人。長女のライリーはステフの試合後の会見に同席して話題をさらった。カリーの公式Youtubeチャンネルの動画にも何度か登場している。

エピソード

  • 高校時代にゴルフ部に所属しており、ゴルフに対する思い入れが強い。アマチュアとして高い実力を誇り、プロツアーへの参戦経験がある。
  • バスケットボール好きとして知られるバラク・オバマ元大統領と家族ぐるみで親交があり、ゴルフで共にラウンドを回ることもある。
  • 2019年6月下旬に来日し、東洋英和女子学院国際基督教大学(ICU)でイベントを行った。
  • 国際基督教大学で行われた楽天主催のバスケットボールキャンプ「Underrated Tour, powered by Rakuten」にて、富永啓生、三谷桂司郎と対談を行った(
  • アメリカ国内で新型コロナウイルスの感染が拡大していた2020年3月、米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ医師とインスタグラム上で質疑応答を行った(

▼ステフィン・カリーのバッシュ特集

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